ヤフー名古屋 Tech Meetup LT #1 - LT会「リモートワーク環境」に登壇してみた&もう少しキーボードについて語りたい

前回に続いて今回もLT登壇の話です。今回はヤフー名古屋主催のオンラインLTイベントに参加しました。テーマは「リモートワーク環境」。僕は業務が長引いていたこともあり、途中からの参加になりました。

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今回は「社会人1年目のリモートワーク」というテーマで最近整えたリモートワーク環境についてのお話をしました。というよりもほぼキーボードについての話がメインになりましたw。その時の資料はこちら↓

speakerdeck.com

資料では結構前フリが長めでしたがキーボードの話をしたさでこの部分はかなり巻き気味で話しました。本編では、今も仕事でメインキーボードとして使っている東プレのRealforceについて話しました。今使っているRealforceはシリーズの中で一番安いテンキーレスモデルで家で使うには十分なキーボードです。1ヶ月使っていてとても快適でした。

発表終わったあとの質疑応答でキーボードのあれこれを話していましたが、実はこの資料ができたあとにAmazonのタイムセールで安くなっていたのでよくRealforceと比較されるHHKBのBluetoothモデルも買ってしまいましたw。

HHKBを買ったのはただ興味があったからではなく、持ち運び用のキーボードとして買うことにしました。出先でパソコンを使ったりオフィスに出社するときもキーボードは妥協したくないと思ったわけです。というわけでここからはこのHHKBとRealforceを使ってみての比較をしてみます。

外観

Realforceは最新のモデルで小さくなったとはいえ、テンキーレスでも場所はとります。ただ、テンキー以外のフルサイズキーボードに使われているキーもあったりしてそこは便利だと思います。一方でHHKBは必要最小限のキーだけを配置しているのでかなり小さいです。2つ並べて大きさを比較すると全然違います!

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写真からお気づきかと思いますが、HHKBについては文字が印字されていない無刻印のキーです。最初は買うときに躊躇しましたが、最近ブラインドタッチをやっとできるようになったし多分いけるかなと思ったのと、ブラックのキーボードが欲しかったのでこちらのモデルを選びました。

重さ

HHKBの重さは531gあります。大体500mlのペットボトルの飲み物と同じ重さと考えると持ち運びには問題ない重さですね。一方でRealforceなんと1.4kgもあります。macbook proの13インチが1.3kgぐらいなので持ち運ぶとなると実質macbook2台分持ち運ぶということになるんですね。さすがに気が引ける…。一度だけオフィスに持ち込んで使ってみましたが、デスクでずっと使い続ける分にはいいです。ただ、ミーティングなどで席を移動するときにキーボードも一緒に持つとめちゃくちゃ重くて大変でした。macbook2台分を持っていたこと考えるとそりゃ重いわけです。

接続

RealforceシリーズのキーボードはすべてUSB接続のみです。もともと持ち運び用のキーボードとしてではなくて業務用として販売しているものなので仕方がないと思います。むしろ家で使うつもりで買ったものなので有線のキーボードが条件にぴったりでした。HHKBはUSB接続とBluetoothの両方があります。最近のモデルだと1台でUSB接続とBluetooth接続のどちらも使えるHybridモデルと言われるものも販売されています。今回買ったものは旧モデルでBluetooth接続のみとなっています。逆にこちらは外で使いたくてあまりケーブルがかさばらないものが欲しかったので、これで問題ないです。そして、キーボードの電源はどこでも手に入る単3電池2本でも動きますし、microUSBケーブルを使ってパソコンから給電する事もできます。これはHHKBを長く使ってもらうための設計の一つで仮にリチウムイオン電池を内蔵してしまうとキーボードの寿命が電池で決まってしまうため、乾電池を交換する仕組みを取り入れているというわけです。そして、仮に電池が切れてもUSBで給電できるようにしているのもポイントが高いです。

打ち心地

キーボードなので、やはり肝心なのは実際の使ったときの感触ですよね。というわけで、それぞれの打ち心地を比較してみます。ただ、キースイッチの重さが違うので厳密な比較にはなりませんが参考程度に見てもらえばと思います。まずRealforceですが、僕の使っている機種はキースイッチの重さが30gでめちゃくちゃ軽いので、あまり指に力を入れずに押し込めます。逆を言えばちょっと指を乗せただけでご入力をしてしまうので、キーボードに手をおいてぼーっとしていたら大量に入力されるということがしばしばありましたw。軽く、深く押せるので入力中の指の移動がスムーズでいい意味で癖のないキーボードです。

そして、HHKBのキーの荷重は全てのモデルが45gになっています。なので、Realforceで慣れていると打っていてかなり重く感じました。さらにHHKB特有のFnキーと組み合わせた操作はやはり最初は戸惑いましたが、まだ使い始めて間もないのでこれから慣らしていくものになると思います。さらに先程述べたように今使っているのが無刻印のキーボードなので、文字はともかく数字や記号を入力するときは「えっ、どれだっけ…」となることがあります。それでもまだ許容範囲で業務に支障をきたすほどでは無いので、これからどんどん使い込んでいけば馴染むだろうなという期待は持てます。

実際の打鍵がどんな感じなのか参考までにキーボードの打鍵音の比較動画を載せたのでぜひ比較してみてください。前半がRealforceで後半がHHKBです。

youtu.be

ご存知かと思いますが、RealforceもHHKBも使用しているキースイッチが静電容量無接点を採用しており、打鍵音に大きな違いはないかと思います。個人的にはこれぐらいの打鍵音が気持ちよく耳に入る音だと思います。さらにノートパソコンのキーボードと比べるとキーを深く押せるので、指への負担がだいぶなくなり前に感じていた手の疲れも減りました。なにより、どちらのキーボードを使っていてもたくさん打ち込んでみたくなるので値段相応の価値があると思います。

※これはあくまで個人的な見解なので、自分にあったキーボードかどうかはお店で絶対に試し打ちをしましょう!

まとめ

  • 家で使うならRealforce

  • 外に持ち運ぶならHHKB

家ではとにかく有線で確実につながるものを使いたいのでRealforceがいいと思います。そして、HHKBはコンパクトで使う場所を選ばないというところがいいところだと思うので出かけるときのお供に持っておきたいキーボードです。どちらもそれぞれにしか出せない使い心地があるので、これからガシガシ使い込んでいきたいと思います。