先日奇跡的にRaspberry Pi zero 2 wをスイッチサイエンスで買えました。(ちなみに右側の赤いボードは送料ケチるために買ったシリアル変換アダプタです)
やっとRaspberry Pi zero 2w届いた!
— KMiura (@k_miura_io) 2022年6月26日
というわけで今日はこれで遊ぶ pic.twitter.com/YblDDzQoR7
今回は外観やちょっとした比較をしてみたいと思います。
外観
インターフェースが初代のzero Wと変わらないこともあってパッと見は何も変わりませんが、CPUにRaspberry PiのロゴがあったりGPUにヒートシンクが付いてるところは大きく違います。
開封の儀
— KMiura (@k_miura_io) 2022年6月26日
インターフェースは初代のやつと変わらないけどCPUにロゴがあるのがいいね pic.twitter.com/JdLEv5Hdw9
手元にあったzero Wと比較するとこんな感じです。ある程度スペースに余裕があるケースであれば互換性がありそうなぐらいよく似てます。
初代zero W(バルク品との比較
— KMiura (@k_miura_io) 2022年6月26日
実装部品はだいぶ違うけどパッと見はよく似てる pic.twitter.com/QvO8EDrETQ
今のところはピンヘッダが実装されてないので、GPIO使いたいときにはピンヘッダを何処かで買う必要があります。
火入れ
64ビットのCPUになったので、試しに64ビットのRaspberry Pi OSにインストールして動かしてみました。
初回の起動は多少遅いですが、なんとか動かせました。
あまりに長いのでマジで焦りましたw。
火入れ
— KMiura (@k_miura_io) 2022年6月26日
起動に時間がかかって64bitのOS使えないのかと思ったw pic.twitter.com/Aky8RHpPpB
ベンチマーク
今度は性能がどんなもんなのか調べるためにベンチマークを採ってみます。
当然、zero 2 wだけで測定しても意味がないので比較のために今現在市場に出回ってなくもない以下の4台を比較してみます。
- Raspberry Pi zero 2 w
- Raspberry Pi zero w
- Raspberry Pi 3 Model B+
- Raspberry Pi 4 2GB
そしてベンチマークの測定には比較的簡単に使えるUnix Benchで軽く確認してみます。
以下のコマンドでインストール・実行します。
sudo apt install git git clone https://github.com/kdlucas/byte-unixbench cd byte-unixbench/UnixBench ./Run
上記コマンドをそれぞれのボードに対して行いました。その中から恣意的に選んだ5つの項目のIndex値についてグラフで出力しました。
各項目の内容はこんな感じです。(参考:https://blog.idcf.jp/entry/cloud/unixbench/)
- Dhrystone 2 using register variables:整数演算処理の伝統的なベンチマークツール
- File Copy:ファイルのコピー(ライト→リード)を繰り返すテスト
- Pipe Throughput:データをパイプ処理しこれを繰り返し実行することでスループットをテストしている
- Shell Scripts:sort、od、grep、tee、wcコマンドやパイプやリダイレクトを使ったテキスト処理を繰り返すテスト
- System Call Overhead:プロセスIDを返す単純なシステムコールを繰り返し実行するテスト
そしてベンチマーク全体を通してのインデックススコアのグラフがこちらです。
やはりzero 2 Wは zero Wよりも圧倒的に性能が向上しているのはすごいですね!
まとめ
今回はRaspberry Pi zero 2 Wの動作確認も兼ねた開封レビューをしました。
Wifiは2.4GHzしか対応してなかったりしますがzero Wよりも多少性能が上がったので高度な処理を必要とするロボットに組み込むにはぴったりなんじゃないかなと思いました。
今のところ1個しかないのでもう1個入手したら今作っているロボットに組み込んでみてもいいのかなと思いました。