Raspberry Pi zero 2 w開封レビュー

先日奇跡的にRaspberry Pi zero 2 wをスイッチサイエンスで買えました。(ちなみに右側の赤いボードは送料ケチるために買ったシリアル変換アダプタです)

今回は外観やちょっとした比較をしてみたいと思います。

外観

インターフェースが初代のzero Wと変わらないこともあってパッと見は何も変わりませんが、CPUにRaspberry PiのロゴがあったりGPUヒートシンクが付いてるところは大きく違います。

手元にあったzero Wと比較するとこんな感じです。ある程度スペースに余裕があるケースであれば互換性がありそうなぐらいよく似てます。

今のところはピンヘッダが実装されてないので、GPIO使いたいときにはピンヘッダを何処かで買う必要があります。

火入れ

64ビットのCPUになったので、試しに64ビットのRaspberry Pi OSにインストールして動かしてみました。

初回の起動は多少遅いですが、なんとか動かせました。

あまりに長いのでマジで焦りましたw。

ベンチマーク

今度は性能がどんなもんなのか調べるためにベンチマークを採ってみます。

当然、zero 2 wだけで測定しても意味がないので比較のために今現在市場に出回ってなくもない以下の4台を比較してみます。

そしてベンチマークの測定には比較的簡単に使えるUnix Benchで軽く確認してみます。

以下のコマンドでインストール・実行します。

sudo apt install git
git clone https://github.com/kdlucas/byte-unixbench
cd byte-unixbench/UnixBench
./Run

上記コマンドをそれぞれのボードに対して行いました。その中から恣意的に選んだ5つの項目のIndex値についてグラフで出力しました。

各項目の内容はこんな感じです。(参考:https://blog.idcf.jp/entry/cloud/unixbench/)

  • Dhrystone 2 using register variables:整数演算処理の伝統的なベンチマークツール
  • File Copy:ファイルのコピー(ライト→リード)を繰り返すテスト
  • Pipe Throughput:データをパイプ処理しこれを繰り返し実行することでスループットをテストしている
  • Shell Scripts:sort、od、grep、tee、wcコマンドやパイプやリダイレクトを使ったテキスト処理を繰り返すテスト
  • System Call Overhead:プロセスIDを返す単純なシステムコールを繰り返し実行するテスト

そしてベンチマーク全体を通してのインデックススコアのグラフがこちらです。

やはりzero 2 Wは zero Wよりも圧倒的に性能が向上しているのはすごいですね!

まとめ

今回はRaspberry Pi zero 2 Wの動作確認も兼ねた開封レビューをしました。

Wifiは2.4GHzしか対応してなかったりしますがzero Wよりも多少性能が上がったので高度な処理を必要とするロボットに組み込むにはぴったりなんじゃないかなと思いました。

今のところ1個しかないのでもう1個入手したら今作っているロボットに組み込んでみてもいいのかなと思いました。